2019年12月30日(月)より、第98回全国高校サッカー選手権(2020)が開催されます。
どのチームが令和最初の高校サッカー選手権を制するのか、気になりますね!
また、令和最初の選手権からどんなスター選手が生まれるのかも、注目したいところです。
そこで、今回は、高校サッカー選手権(2020)の注目選手を10人、ピックアップしてご紹介します。
また、この記事の後半には、高校サッカー選手権に関する動画を掲載しております。
ぜひ、合わせてチェックしてみてくださいね!
注目選手 武田英寿(青森山田)
今大会、特に注目されているのは、やはり、青森山田高校(青森県)3年生でキャプテンの武田英寿(たけだ・ひでとし)選手でしょう。
武田英寿選手の出身中学は、青森山田中学校です。
武田英寿選手のポジションは、中盤で司令塔の役割を果たす、ミッドフィルダー(MF)です。
青森山田高校は、昨年の覇者であり、Jリーグの内定者やU-18日本代表選手などを有し、今大会の優勝候補の筆頭に挙げられるチーム。
その司令塔である武田英寿選手は、Jリーグ浦和レッズに内定しています。
左利きの武田英寿選手は、左足でのボールさばきが抜群です。
また、ドリブルでの突破に長ける一方、多彩なパスを繰り出す点にも注目したい選手です。
注目選手 山田真夏斗(立正大淞南)
MF2人目の注目選手は、立正大淞南高校(島根県)3年生の山田真夏斗(やまだ・まなと)選手です。
山田真夏斗選手は、滋賀県出身で、中学時代はSAGAWA SHIGAジュニア―ユースでプレーしていました。
2年生で高校サッカー選手権に出場、中心選手として活躍した立正大淞南のゲームメーカーです。
山田真夏斗選手の持ち味は、左右両足から繰り出す正確なパスと、得点に絡めるスルーパスです。
スペースを見つける能力が高く、それゆえに時には、味方さえ反応できないようなパスを出すこともあり、往年の中田英寿選手を思い起こさせます。
山田真夏斗選手は、高校卒業後、Jリーグ松本山雅FCへの入団が内定しています。
注目選手 松村優太(静岡学園)
MF3人目の注目選手は、静岡学園(静岡県)3年生の松村優太(まつむら・ゆうた)選手です。
松村優太選手は、中学時代は東淀川FCでプレーしていました。
松村優太選手の持ち味は、超高校級のドリブルの切れ味で、県大会でも一人で複数のディフェンダー(DF)を抜き去るシーンを見せています。
ボールタッチの上手さと速度だけでなく、コース取りの上手さも注目ポイントです。
高校卒業後は、鹿島アントラーズへの入団が内定しています。
松村優太選手は、非常に負けず嫌いで、向上心が高いと言われています。
鹿島アントラーズでは、松村優太選手のスピードを生かしたドリブル、柔らかなボールタッチなど、サッカーの技術面だけでなく、向上心の高さも買っているそうです。
注目選手 晴山岬(帝京長岡)
次に注目したいのは、帝京長岡高校(新潟県)3年生で背番号10番の晴山岬(はるやま・みさき)選手です。
晴山岬選手は、中学時代は長岡ジュニアユースFCでプレーしていました。
晴山岬選手のポジションは、前線で得点を狙うフォワード(FW)です。
第97回大会でも、2年生ながらチームの点取り屋として最前線で活躍、初戦ではハットトリックを決めています。
晴山岬選手の持ち味は、ポジショニングセンスの良さから生まれる抜群のゴール感覚です。
身長は171cmとあまり大柄ではありませんが、得点感覚の鋭さから、この年代屈指のFWとも言われています。
晴山岬選手は、フットサルで鍛えた力みのないシュートで、冷静にゴールキーパー(GK)の逆をついてゴールを決めます。
高校卒業後は、JリーグのFC町田ゼルビアに入団が内定しています。
高校サッカー選手権(2020)注目選手 田海寧生(丸岡)
FW2人目の注目選手は、丸岡高校(福井県)3年生でキャプテンの田海寧生(たがい・ねお)選手です。
田海寧生選手は、中学時代は坂井フェニックス丸岡ジュニアユースでプレーしていました。
丸岡高校のエースである田海寧生選手は、180cmの大形フォワードで、ポストプレーを得意としています。
また、大柄にもかかわらず、スピードもあり、ディフェンダーの裏へ抜け出すセンスも抜群です。
パンチのあるシュートが魅力の、パワーフォワードと言えるでしょうか。
昨年度の3年生に選ばれてキャプテンとなったという田海寧生選手は、一つでも先輩たちの成績を超えることが恩返しだと考えているそうです。
また、キャプテンとしては、周りに気を配ることや、自分から考えて行動することを心掛けているとか。
注目選手 須藤直輝(昌平)
FW3人目の注目選手は、昌平高校(埼玉県)2年生の須藤直輝(すとう・なおき)選手です。
須藤直輝選手は、埼玉県出身で、中学時代は大宮アルディージャ ジュニアユースでプレーしていました。
須藤直輝選手は、FWですが、いわゆる「トップ下」のプレーヤーです。
2年生ながら、副キャプテンを務め、1年時からエースナンバー10番を背負う逸材です。
須藤直輝選手はインタビューに答えて、自身の持ち味を、
左サイドハーフの、ワイドの位置でボールをもらってから切れ込むのが自分の得意パターン。そこからのシュートやパスが得意なので見てもらいたいです
と語っています。
167cmと小柄ですが、運動量が多く、校内の持久走でトップになることもあるというスタミナも魅力の選手です。
中学卒業時、新1年生の時から、注目を浴びていた須藤直輝選手。
今大会はもちろん、来年度大会も楽しみな選手です。
高校サッカー選手権(2020) 注目選手 畑大雅(市立船橋)
次にご紹介したいのは、市立船橋高校(千葉県)3年生の畑大雅(はた・たいが)選手です。
畑大雅選手は、中学時代は、AZ’86東京青梅ジュニアユースでプレーしていました。
畑大雅選手のポジションは、ディフェンダー(DF)、右サイドバックです。
畑大雅選手の武器は、圧倒的なスピードです。
右サイドを圧倒的なスピードで制し、深いところからクロスボールを上げます。
もともと高い評価のあったスピードと突破力に加え、今年度はクロスの精度も上がりました。
U-17日本代表では、各国の左サイドアタッカー相手に堅い守備を見せており、攻撃力だけでなく、守備力でも高評価を得ています。
高校卒業後は、J1リーグ・湘南ベルマーレへの加入が内定しています。
高校サッカー選手権(2020)注目選手 田平起也(神戸弘陵)
DF2人目の注目選手は、神戸弘陵高校(兵庫県)3年生の田平起也(たびら・たつや)選手です。
田平起也選手は、中学時代はセレッソ大阪U-15でプレーしていました。
田平起也選手は、身長188cmの長身センターバック(CB)です。
大柄ながら足元のテクニックにも優れた田平起也選手は、キックの精度も高く、貴重な左利きのCBです。
昨年度までは無名だった田平起也選手ですが、今年度は、U-18日本代表に選出されるまでに躍進しました。
空中戦や対人戦に強く、さらに足元のテクニックにも優れており、2019年シーズン中に、セレッソ大阪の2種登録選手となっています。
田平起也選手は、高校卒業後のセレッソ大阪入団が内定しています。
注目選手 吉村颯真(筑陽学園)
DF3人目の注目選手は、筑陽学園(福岡県)3年生の吉村颯真選手です。
吉村颯真選手は、福岡バディFC U-15のOBです。
2年時からコンスタントに出場していた吉村颯真選手は、今年度、筑陽学園の守備を支える存在となりました。
滞空時間の長さと跳躍力が持ち味で、身長は179cmと特に大柄ではありませんが、ヘディングが非常に強い選手です。
対人守備も非常に強く、全国的にも注目されていた東福岡高校の荒木遼太郎選手を徹底的にマークして、東福岡を後半0点に抑え込みました。
中川真(徳島市立)
最後にご紹介するのは、ゴールキーパー(GK)の注目選手、徳島市立高校(徳島県)の中川真(なかがわ・しん)選手です。
中川真選手は、中学時代は徳島ヴォルティスジュニアユースでプレーしていました。
サッカーは、点を取られなければ負けないとも言われ、得点が難しいスポーツです。
その「点を取られなければ負けない」ということを立証したのが、中川真選手を擁する徳島市立高校なのです。
インターハイでは、1回戦~3回戦まで中川真選手の活躍で、0-0からのPK勝ちで勝ち上がりました。
中川真選手は、188cmという高身長を活かしてハイボールに強みを見せるだけでなく、俊敏性も持ち合わせており、裏へのボールにも対応できるGKです。
残念ながら、中川真選手は現在のところ進路が決まっていませんが、今大会の活躍次第では、Jチームからのオファーもあると思われる有望選手です。

まとめ
決勝戦は、2020年1月13日(月)14:05、浦和レッズのホームグランド・埼玉スタジアム2○○2でキックオフです。
Jリーガーや日本代表選手の多くが経験している高校サッカー選手権。
令和最初の第98回大会では、どんなスター選手が輩出されるでしょうか。
期待が高まりますね!
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