今季、阪神は前半戦に驚異的な快進撃を見せました。
ルーキー佐藤の頑張り、外国人の好調さ、若手の台頭と、
いい材料ばかりで首位で前半戦を折り返しました。
最後は、ヤクルトとのマッチレースの末にリーグ優勝は逃しましたが、
関西の「トラ党」は夢と希望をもったと思います。
優勝はできなくても、短期決戦をうまくやれば日本一も可能性だ、と思っても当然だと思います。
矢野監督の手腕によるところもあるでしょう。
3年契約の最終年だった今季のこの成績から、
球団も来季以降の続投要請をしているようです。
あとは矢野監督自身の問題だと、報じられています。
しかし、過去の歴史を振り返っても、
電撃ニュースが日常茶飯事に起きるのが阪神です。
これからのポストシーズンの結果、矢野監督との交渉の経過で、
急転する可能性はないとは言い切れません。
【速報】阪神矢野監督、退任表明!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!#阪神 #阪神タイガース #タイガース #プロ野球 #野球 #矢野監督https://t.co/WrHfN36XrW
— 虎チャンネル (@toraotoko1985) January 31, 2022
毎年のように監督人事の噂が立つ阪神ですが、来季に向けてはどうでしょうか。
そのあたりを考えてみたいと思います。
・阪神タイガース次期監督候補予想2022!
・阪神タイガース2022は矢野監督が続投?
・2021年阪神タイガースが強かった理由は?
について紹介していきます。
阪神タイガース次期監督候補予想2022!
岡田彰布
阪神の選手として日本一、
阪神の監督としてリーグ優勝を経験してるOBです。
現在の40代、50代のファンは、
1985年のバース、掛布、岡田のクリーンアップトリオでの優勝、
日本一は強烈に印象に残っていることでしょう。
オリックスの監督も務めた経験もあり、
関西では絶大な人気を誇ります。
阪神が成績が落ち込み低迷し始めると、
監督候補として名前が挙がるのが岡田氏と言われています。
現在は関西のマスコミで評論家として活躍しています。
監督要請があれば、受諾する準備はいつでもできていると推察できます。
藤川球児
元阪神の「炎のストッパー」です。
美しく、糸をひくように、浮き上がる直球はもやは芸術品ともいえ、
現役時代は魂の投球で知られました。
そんな「精神論」がイメージできる投手でしたが、
昨年引退して今年は野球評論家としてデビューし活動していく中で、
その評価はうなぎ上りです。
テレビでの解説を聞いたネットのファンからは
「神解説」「言ったとおりになる」と予言者のようだと、
称える声が多くなりました。
選手の細かい動作を指摘し、先のプレーを予測したり、
これまであまり他の評論家が見ていなかった点を指摘するなど、
独自な感性、理論を兼ね備えていることが分かりました。
ただ気持ちだけで投げているわけではなく、理論に基づいた投球していたのでしょう。
監督としてやらせてみたいという気持ちが沸くのも、当然で、
ファンならそれを見たいと思うのもファン心理でしょう。
掛布雅之
岡田氏とともに80年代の阪神黄金期を支えた4番打者です。
しかし引退後はあまり指導歴がありません。
2016年から2年、二軍監督を務めていた時期はありましたが、
それ以外はユニフォームではなく、GMやコーディネーター、
アドバイザーなどのフロント業を通じて阪神の球団に関わってきました。
いわば、いつ「現場復帰」してもいいような環境は整っているわけです。
さまざまな憶測が飛び交い、監督になれない事情があるとささやかれていますが、
阪神ファンから一度は監督となった姿を見たいと思っているはずです。
年齢的にも60代後半にさしかかっています。
そろそろラストチャンスなのかもしれません。
阪神タイガース2022は矢野監督が続投?
矢野監督は金本前監督の辞任を受けて、
二軍監督から昇格して監督に就任しました。
最下位に沈んだチームの立て直しを託されて3年契約を結びました。
その集大成が就任3年目の今季でした。
2位という成績は満足ですが、采配という点では疑問視する声も聞きます。
捕手として現役時代やってきたとはいえ、
なかなか思うようにゲーム運びがいかないこともあるようです。
そのあたりは「勝負運がない」というような声になるときもあります。
2019年は3位からクライマックスシリーズに挑みましたが、
ファイナルステージで巨人に敗れました。
短期決戦で勝てる監督なのかどうか。
まさに今季はそれを試される絶好な機会だと感じます。
日本一まで上り詰めれば、長期政権もあり得るでしょう。
しかし、逆にいえばクライマックスシリーズで巨人に負けるようなことがあれば、
「監督続投白紙」なんてこともあるかもしれません。
2021年阪神タイガースが強かった理由は?
まずはルーキー佐藤の爆発でしょう。
7月までに20本塁打を放ちました。
ルーキーでの本塁打王も夢ではないようなムードでした。
また、外国人選手もサンズ、マルテが好調でした。
さらに中野が1、2番として機能するなど、
即戦力がはまったこともありますが、矢野監督の若手の育成が花開いたともいえます。
近本、梅野、坂本、糸原、大山の野手陣に加え、
高橋、及川、青柳といった投手陣も成長させました。
抑えのスアレスを含めたリリーフ陣も盤石です。
派手に打ち勝つ野球というより、緻密な作戦で点を取り、
投手力で守り勝つ野球がうまくいきました。
そこに佐藤、外国人のパワーが入って強さが増しました。
阪神タイガース次期監督候補予想2022!まとめ
ここまでで
・阪神タイガース次期監督候補予想2022!
・阪神タイガース2022は矢野監督が続投?
・2021年阪神タイガースが強かった理由は?
について紹介してきました。
基本線としては矢野監督の来季続投は変わらないと思われます。
今季を振り返っての情勢を見れば当然かもしれませんが、
問題はこれからのポストシーズンです。
リーグ優勝を果たしているのならともかく、
まだ中途半端に喜んでいるだけです。
ファンとしては矢野監督の胴上げを見たいでしょうし、
その「結果」を球団も望んでいるはずです。
最低でも日本シリーズまで進出してもらいたいでしょう。
そこ当たりをクリアできれば安泰でしょうが、
ポストシーズンがあっという間に終われば、どうなるか分かりません。
それが阪神という球団でもあり、球界の常識でもあると思います。
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