皆さんは桑田ミサオさんをご存じですか?
90歳を超えた今でも1年間で約5万個笹餅を作っている笹餅職人です。
桑田ミサオさんの笹餅は大人気であっという間に売り切れてしまうそうです。
6/2(火)「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演されます。
ここでは
・桑田ミサオさんはどんな人?プロフィールや経歴
・桑田ミサオさんの年収は?笹餅で稼いでいるの?
・桑田ミサオさんはいつ起業したの?
・桑田ミサオさんの笹餅はどのように作っているの?レシピは?
・桑田ミサオさんの笹餅はどこで買える?販売店舗は?
・桑田ミサオさんの本「おかげさまで、注文の多い餅屋です」
・まとめ
について調査していきます。
また、この記事の後半では桑田ミサオさんについての動画を掲載しております。
合わせてチェックしてみてください!
桑田ミサオさんはどんな人?プロフィールや経歴
桑田ミサオさんは2020年5月現在93歳の現役笹餅職人です。
なんと60歳から餅作りを始め、75歳で起業しました。
1927年2月14日青森県出身。4人兄弟の末っ子のミサオさんは幼少期は病弱。
お腹が痛くて1週間休んでしまうこともあったそうです。
19歳で結婚。
24歳の時に長男を出産。
当時は死病といわれた産後の肋膜炎にかかってしまい助からないかも…と言われました。
高価なペニシリンの注射は1本3000円~5000円。
27歳までは仕事も出来ず臥せっていたそうです。
27歳を過ぎて元気になり、10年間弘前大学の付属農場で田んぼや畑の仕事をしました。
農場は4月~11月で、休みの冬の間は内職で編み物を。
旦那さんは兵隊から帰ってきたときにマラリアにかかっていたためあまり働けませんでした。
ミサオさんは畑の仕事と保育所などで働き60歳で退職。
ふつうはここでおしまいですが、ここからが桑田ミサオさんの第二のビジネスの始まりです。
始めは農協婦人部の無人販売や老人ホームの慰問活動にお餅や赤飯、栗餅を作って持って行ってました。
ミサオさんのお餅を食べた利用者様が涙を流して喜んでくれました。
その味が評判を呼びミサオさんは75歳で起業することを決意。
ミサオさんは津軽鉄道の車内で民謡を歌いながら、手作り添加物無しの笹餅などを販売するのが話題になり、メディアを通じてファンが一気に増えました。
平成22年度農山漁村女性・シニア活動表彰農林水産大臣賞受賞。
平成26年度ふるさとづくり大賞総務大臣賞受賞。
桑田ミサオさんの年収は?笹餅で稼いでいるの?
桑田ミサオさんの年収は詳しくは書かれていませんでした。
なるべくご自身で材料を手に入れ、コスト削減をされています。
製麺所にに頼むと1俵8000円。これを自家製の粉で自分で作ります。
笹餅の注文があったときも送料が600円かかってしまいました。
申し訳なく思い、お餅はタダで送料だけいただいたそうです。
ミサオさんは、たくさん儲けなくてもいいと言います。
儲けが出ると違うお餅を作っては”味見して”と老人ホームや一人暮らしの方ににもっていきます。
もともと笹餅づくりは、みんなの喜ぶ顔を見たいと思って始めたことですから
ともおしゃってます。
自身で笹の葉を取りに行ったり、あんこや粉はすべて手作り。
それでいて儲けが出ると人にあげてしまう。
人のために動いているミサオさんを尊敬します。
このような人を見ていると何かお手つだいしたくなりますね。
きっと周りの人も知らず知らずサポートしたい気持ちになってミサオさんのまわりに集まってくるのでしょうね。
桑田ミサオさんはいつ起業したの?
桑田ミサオさんは75歳で「笹餅屋」を起業しました。
ミサオさんは、
「みんなに喜んでもらうのが一番大事なことなので働けるだけ働きます」
とおっしゃってます。
最初は金木町のスーパーストアからお客さんの要望が多く、
”笹餅を売らせてほしい”とお話があったそうです。
そうすると衛生の検査を受けたり忙しくなるけど、
よしっと発起して作業場と倉庫をつくり井戸も掘り、製粉機も購入。
自宅は作業場から自転車で5分くらいのところですが、作業場で寝泊まりしているそうです。
震災の時は自分を心配してくれた教授にお礼のお餅を送りました。
お餅を食べた生徒さんからお礼があり大変な状況の人たちに笹餅を送ろうと実行に移しました。
学校の生徒さんのため24時間寝ないでお餅作りに励みました。
災害でああ、だめだ…と嘆く一方、
自分にできることはなにかないかと行動に起こすミサオさんは人間の鏡です。
桑田ミサオさんの笹餅はどのように作っているの?レシピは?
桑田ミサオさんは笹餅を週に2回600個作っています。
それとも別に注文の品も作っています。
小豆の餡を炊いたり、もち米を粉に挽く日もあります。
餅を包む笹の葉は一人で近所へ取りに行き、自分で全部行います。
【あんこの作り方】
1.煮た小豆に水を加えてふるいにかける→皮を除き残った皮は、ミキサーに。
ミキサーにかけた皮を、再びふるいに(少しでも無駄にしないよう)
2.ボウルの中の小豆の水を濾し袋に入れ、水の中で揉みながらアクを抜く。
しっかりと水を切るときめの細かいこしあんが完成。
文字で書くのは簡単ですがかなり大変な作業です。
ここからがまた大変。
こしあんを火にかけ、砂糖を木べらで40~50分混ぜ続けます。
色が変わって照りがでて、底が見える固さになったら完成。
【あんことお餅と笹の葉をまきます】
あんこ、一度蒸したお餅を笹にくるんで、もう一度蒸します
この大変な作業を行ってようやく完成するのです。
食べるのは一瞬なのに、材料集めから作成までかなりの手間と時間がかかります。
もっと高く売ってもいいと思いますが、
ミサオさんは利益よりも「みんなに喜んでもらいたい」という思いで安く誰でも食べられるんですね。ありがたいです。
桑田ミサオさんの笹餅はどこで買える?販売店舗は?
桑田ミサオさんの笹餅は、
青森県のスーパーストア金木タウンセンター店で購入できます。
開始からわずか15分ほどで完売してしまうこともある笹餅。
笹餅1個170円で、火曜日と土曜日のみ販売。
月曜日と金曜日の午後2~5時の間に予約可能。
人気のためお一人様5個まで。
青森県北津軽郡中泊町中里紅葉坂154
スーパーストア金木タウンセンター店 笹餅担当
TEL:0173-54-1147(お問合せ時間帯:午前10時~午後17時)
です。現在は配送などあまあり行ってないようなので現地で購入するしかなさそうです。
桑田ミサオさんの本「おかげさまで、注文の多い餅屋です」
桑田ミサオさんの本「おかげさまで、注文の多い餅屋です」は
2018年1月17日に、小学館から刊行されています。
ミサオさんは当時90歳!
いい笑顔の現役先輩の本
見つけましたよはじめに
私は、桑田ミサオと申します。
2017年の2月で90歳になりました。津軽半島の中ほどにある
五所川原市の金木町で、笹餅を作っています。津軽半島に伝える笹餅は、餅であんこをつつむのではなく、もち米の粉にこしあんを混ぜて餅生地を作り、笹の葉に pic.twitter.com/GtFKZJceRT— けいいち (@keiichiokb0130) April 29, 2018
津軽の魅力がたくさん詰まった本で、
「笹餅」、「こしあん」、「赤飯」、「おはぎ」のレシピも詳しくのっています。
ミサオさんの明るくて素敵なお人柄の本はとても興味がありますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ミサオさんは、
働けるだけ働きます。人間は必ず死にますが、それまでどう生きてゆくのがいいか。
私は少しでも皆さんに喜んでもらいたい。それが自分には一番大事なことなので、そう努めたいし、勉強したいと思います。いろんな人と接することで、得るものがたくさんありますから。
とおしゃっています。本当に尊敬でしかありません。
見習って自分も頑張りたいものです。
桑田ミサオさんの笹餅是非食べてみたいですね!
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