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24系客車の廃車回送・秋田港大浜埠頭で眠っている車両はどうなる?

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国鉄時代には活躍していた寝台特急列車・ブルートレインですが、新幹線の台頭などから、衰退してしまいました。

24系客車は国鉄が設計・製造し、分割民営化後もJR北海道、東日本、西日本、九州の各社が保有・運用していた寝台客車です。

2016年、夜行急行列車「はまなす」の廃止により定期運行がなくなった24系車両が、2019年12月24日深夜、レール上に戻ってきました。

そこで、今回は、24系客車について、

  • 24系客車とは?
  • 24系の廃車回送から秋田港大浜埠頭での「野ざらし」まで
  • 24系がレール上に戻った?

について、調査していきます。

また、この記事の後半には、24系客車に関する動画を掲載しております。

ぜひ、合わせてチェックしてみてくださいね!

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24系客車とは?

24系

国鉄~JRにかけて各地で運行されていた寝台特急、通称ブルートレインに憧れたのは、鉄道ファンだけではありませんでした。

24系客車は、初代ブルートレイン車両であった20系客車の後継として、国鉄により設計・製造されました。

1973年から1980年にかけて量産されましたが、夜行列車を取り巻く環境の変化から、比較的早い時期から改造を受けた車両が多くなっています。

24系客車には、初期の24形と2次製造からの25形の2グループがあります。

24系24形

1973年から製造された24系24形は、20系の後に登場した14系で北陸トンネル火災事故(1972)が起きたために、開発された24系客車です。

14系で採用された「分散電源方式」では、客車のサービス電源を客室の床下に置いたディーゼルエンジンで賄っていました。

火災事故を受けて開発された24系24形は、20系と同じく電源車からサービス電源を供給する「集中電源方式」に戻ります。

24系24形は、A寝台車・B寝台車・食堂車では14系の設計をほぼ踏襲していますが、車内設備では、寝台の枠をFRPからアルミに変更するなど難燃化を徹底しています。

1974年には、製造が24系25形に移行したため、24系24形は、118両にとどまっています。

運用されていたのは、「あかつき」「彗星」「はやぶさ」「富士」「出雲」「ゆうづる」「日本海」「あけぼの」「出羽」「鳥海」です。

2014年3月に「あけぼの」が定期運行を廃止、2015年冬の臨時運行以降は運用されていません。

24系25形

24系25形は、24系24形をマイナーチェンジした客車です。

山陽新幹線岡山駅―博多駅間の延伸開業による利用客減少を見越して、定員を減らして居住性を向上するため、B寝台車が2段式に設計変更されています。

1975年には、鉄道友の会による第15回ローレル賞を受賞しました。

1974年4月に「あかつき」と「彗星」の一部に初めて投入され、様々なバリエーションが製造されています。

しかし、2013年時点では、「北斗星」「トワイライトエクスプレス」「あけぼの」のみの運用となります。

「あけぼの」は2014年3月臨時運用となり、2015年1月の臨時列車を最後として運行を修了しました。

さらに、同年3月「北斗星」「トワイライトエクスプレス」も定期運行が廃止となり、「北斗星」が2015年、「トワイライトエクスプレス」が2016年、完全に運行終了となります。

最後まで運用されていた急行「はまなす」が2016年3月に運行を終了したことをもって、全ての運用から退きました。

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24系の廃車回送から秋田港大浜埠頭での「野ざらし」まで

客車

運用終了となった24系客車は、現在、JR東日本が5両所有するだけとなり、他のJR各社では、全車が廃車となりました。

廃車となった24系客車の一部は、各地で、展示用のほか、レストランや宿泊施設、ラウンジなどとして保存されています。

JR東日本が保有していた「あけぼの」用の24系客車27両は、コンゴ共和国への輸出へ向けて、秋田港の大浜埠頭に廃車回送されました。

しかしその後、輸出が立ち消えになったのか、長らく秋田港大浜埠頭で「野ざらし」状態になっていました。

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24系がレール上に戻った?

廃車回送

2019年12月24日深夜、24系客車が、秋田港大浜埠頭から、秋田臨海鉄道の秋田港駅のレール上に戻ったことが目撃され、SNSに画像もアップされています。

特に告知等がなかったようで、ネット上にも現在の24系客車の情報は、ほぼありません。

今後、24系客車がどうなるのは分かっていませんが、鉄道ファンの中には、寝台列車の復活を期待する人も多いのではないでしょうか。

これからの24系客車の動向が、気になりますね。

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まとめ

ここまで、24系客車について、

  • 24系客車とは?
  • 24系の廃車回送から秋田港大浜埠頭での「野ざらし」まで
  • 24系がレール上に戻った?

について、調査してきました。

いかがでしたか?

長らくブルートレインの通称で親しまれてきた客車が24系と呼ばれるものだったことを、今回調べて初めて知りました。

さらに、廃車回送後、何年も秋田港で「野ざらし」状態にあったことにも驚きました。

その24系客車が突然レール上に戻ったというので、鉄道ファンの期待は今後高まりそうです。

怜和となり時代が代わった今、寝台列車の復活があるのか、気になりますね!

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