「日本ハム新監督に新庄剛志氏」。
10月下旬、日本中をこのニュースが駆け巡りました。
あくまで「夢」と思っていたような話が、
まさに現実となって来年からスタートすることになりました。
地元の北海道ファンのみならず、日本中の野球ファンが、
すでに来季に向けてワクワクしていると思います。
現在は監督就任だけが発表になっています。
注目の組閣がどうなるのでしょうか。
稲葉篤紀が新GMに就任したことも加味しながら、
コーチ布陣を予想してみたいと思います。
・新庄剛志・日本ハム新監督の組閣、コーチの予想は?
・新庄剛士氏が日本ハム新監督に!その理由は?
・日本ハムGMは稲葉篤紀氏に!その理由は?
・2022年新庄剛士・日本ハム新監督の成績はどうなる?
について紹介していきます。
新庄剛志・日本ハム新監督の組閣、コーチの予想は?
ヘッドコーチ予想
新庄氏は監督就任後、ツイッターやメディアで
「スタメンをファンで決める」「監督は4人制」などど、
すでに常識破りの提案をしています。
新庄氏らしく、監督としての「サプライズ采配」をしていくでしょう。
しかし、そんな「いろもの」ばかりでは勝負事は勝てません。
ましてや新庄氏は指導者の経歴もなければ、監督業は初体験。
経験者がいないとチームが勝てないと考えるのは当然でしょう。
そうなれば、重要なのはヘッドコーチになります。
新庄野球を推進させる力と、
その真反対の正論を融合させられる人物となりそうです。
第一の候補が、元ヤクルトのヘッドコーチだった宮本慎也です。
野球に対しての理論は抜群で、緻密な野球が実践できるという評価です。
稲葉GMとはヤクルト、日本代表時でともに戦ってきた仲間です。
さらに、元日本ハムのヘッドコーチだった白井一幸氏です。
新庄氏とも日本ハム時代にコーチと選手の関係でした。
球団内でもヘッドコーチとしての評価も高く、ファンからも待望論が沸いています。
また、当時監督だったヒルマン氏の参謀役として、選手と監督、
球団と監督の間に入って、ヒルマン監督を支えていました。
その役回りを新庄監督でやってもらうと考えれば合点がいきます。
当然、2人とも本人が新庄監督の元でやりたいかどうかもありますが、
稲葉GMの熱情による要請があれば、断れない部分もあると思います。
投手コーチ予想
新庄監督は現役時代は名外野手でした。
しかし投手のことはさすがに専門ではありません。
そこでヘッドコーチと並んでサポート役として、
入閣の目玉になるのは投手コーチでしょう。
そこで一番の候補として名前が挙がるのは「がんちゃん」こと、岩本勉氏です。
新庄監督とは日本ハム時代から気の合う同僚で、
以後もプライベートでも交流を続けており、
先日メディアでも「要請がきたら受けます」と話しているようで、
本人は正式オファーを待っていると公表しています。
新庄監督と「サプライズ投手起用」なんてのも、
考えているかもしれません。少しワクワクします。
逆にその「常識破り」が度を増さないように、
ストップ役として常識的なストレートな人事として、
稲葉ジャパンを投手コーチとして支えた建山義紀の就任も好ましいと思います。
稲葉氏が厚い信頼を寄せる人物でもあり、ジャパンでも結果を残してきました。
現在は投手コーチがベンチとブルペンと2人態勢が多いので、
新庄監督のそばに岩本氏がいて、ブルペンには建山氏がいることで
投手陣が安定すると考えられます。
そして一番のサプライズとして1人の「新人」を予想してみました。
「ハンカチ王子」斎藤佑樹です。
今季限りで引退した甲子園のヒーローです。
プロ野球としては結果を残すことはできませんでしたが、
人気は絶大であることが、引退したことで新たに分かりました。
新庄監督が「サプライズ」として考えてもおかしくないと思います。
少し「色」は違いますが、千葉にある二軍の本拠地・鎌ヶ谷の「ヒーロー」として、
二軍投手コーチなどのポストも面白いかもしれません。
新庄監督就任を考え出した日本ハム球団のことです。
斎藤がなぜ今年引退したということを考えると、
少し想像を膨らませてしまいます。
斎藤はプロ野球の世界では投手として結果は残せず、
コーチとしてはどうかという声もあるかもしれませんが、
人一倍精神的にも肉体的にも苦労しているその経験は生かせるかもしれません。
バッティングコーチ予想
新庄監督は現役時代から「天才肌」でした。
自分で打撃理論を考え出したり、
工夫してフォームを改造していました。
卓越した身体能力の高さもあり、
現役時代のコーチはどちらかというと放任主義だったといいます。
自ら人に打撃を指導することにたけているかどうかは分かりません。
打撃コーチでも投手コーチと同じく「常識」と「常識破り」の両極端の人選が想像できます。
まずは、もうすでにオファーがきていると思われる森本稀哲氏の名前が挙がります。
新庄氏とプライベートでも親交があり、
打撃コーチを任される可能性は高いです。
逆に「常識」側の人選として、阪神、日本ハム時代で新庄監督と同僚でもあった
坪井智哉氏の名前が浮かびます。
現役時代は安打製造機として、小柄ながらイチロー同様の振り子打法で活躍しました。
打撃理論はしっかりしており、2015年からDeNAの打撃コーチを務めています。
しかし、今季限りの退団を発表しています。
まさにその流れなのではないでしょうか。
その他のサプライズとして、阪神時代は新庄監督とともに
「亀新フィーバー」を巻き起こした亀山努氏の名前も挙がるでしょう。
新庄監督同様、身体能力はたかく
「ヘッドスライディングの亀山」とも呼ばれ、ファンに親しまれました。
ファンを大切にする新庄監督の考えにも近く2人の「タッグ」にも期待できます。
また、今季限りで引退したロッテ鳥谷敬選手の招へいに動いてくれると、ファンも喜ぶと思います。ハンカチ王子の斎藤選手との投打の目玉として二軍入閣も面白いと思います。
守備走塁コーチ予想
新庄監督は現役時代、打撃はもちろんだが、
守備でも見せるプレーヤーでした。
俊足、打球感、身体能力の高さを生かした外野手守備には定評がありました。
守備も重視する監督になると思われます。
コーチとして名前が挙がるのは、稲葉GMのジャパン監督時代に入閣した井端弘和氏、清水雅治氏がそのまま内野と外野のコーチになる可能性はあると思います。
阪神で少し新庄監督とともに戦った本西厚博氏は、新庄選手時代にリスペクトしており、ロッテ、楽天でのコーチ歴もあるだけに、二軍も含めて入閣する可能性はあると思います。
二軍監督予想
やはり、稲葉ジャパンの右腕だった金子誠氏が筆頭候補となると思います。
若手育成の手腕と、稲葉GMの長期戦略の一役を担う人材として期待は高いと思います。
ヘッドコーチの可能性もありますが、
白井氏とともに日本ハムを良く知る人材として、
二軍監督としては適任かもしれません。
新庄剛士氏が日本ハム新監督に!その理由は?
さまざまな理由、状況が重なって新庄監督が誕生したのだと思われます。
急に出てきた話ではなく、数年前から水面下で進んできたものが実現したのだと思います。
本来は、今季から稲葉監督就任、GM就任予定だったかもしれません。
コロナの影響で栗山監督が1年延長となり、少し時間がかかったのかもしれません。
それには本人の強い要望があったことが推測されます。
稲葉GMが間に入ることでスムーズにいくと判断しての結論でしょう。
さらに、コロナ禍の影響もあり、
観客動員が一気に減ったという球団内の危機感もあったと聞きます。
新球場誕生への流れで、ファンをしっかり引き留めておきたいことから、
花形監督に託すことになったとしてもおかしくはありません。
もともと、日本ハム球団はファン獲得への努力を惜しまない球団で、
北海道移転時にも花形選手だった新庄監督誕生は最高のシナリオかもしれません。
日本ハムGMは稲葉篤紀氏に!その理由は?
球団は最高幹部候補として稲葉氏を買っていると思われます。
監督として手腕を振るってもらうのももちろんですが、
長期的にも球団の経営に関わってもらおうと思っているのではないかと思います。
その一歩が今回のGM就任です。
新庄監督とのタッグで人気を高め、成績が伴わなくなった場合、
自分が監督になることも十分可能性はあると思います。
そこ当たりを含めた話し合いの末にGMに就任したと推察されます。
新庄監督は長期政権にはなりにくく、新球場誕生の2023年までは最低、新庄監督でしょうが、現在の若手が中堅となり油が乗ったところで稲葉ファイターズの黄金時代を作るシナリオなのではないかと感じます。
2022年新庄剛士・日本ハム新監督の成績はどうなる?
今季の終盤戦、日本ハムの戦力は来季に向けて明るい兆しが見え始めました。
野手に目を向けると、野村、高浜、浅間、万波ら若手が成長している姿を見せました。
投手陣もルーキーの伊藤をはじめ、若手、中堅の投手陣が充実しています。
新庄監督就任で若手選手の飛躍に加速がかかるかもしれません。
一度勝ち始めると「調子に乗る」チームとなって、快進撃する可能性はあります。
監督の色、自由奔放な野球が開花するかもしれません。
逆を言えば、歯車がかみ合わなければ低迷したまま、浮上しない可能性はありますが、
入閣するスタッフ次第では食い止めたり、軌道修正もできるでしょう。
明るい期待しか見えてきません。
まとめ
ここまでで
・新庄剛志・日本ハム新監督の組閣、コーチの予想は?
・新庄剛士氏が日本ハム新監督に!その理由は?
・日本ハムGMは稲葉篤紀氏に!その理由は?
・2022年新庄剛士・日本ハム新監督の成績はどうなる?
について紹介してきました。
これから次々と「新庄劇場監督編」が登場するでしょう。
ファンはワクワクしていると思います。
現状のコーチ陣と、新たに加わるコーチ陣がどのように融合し、
化学変化を起こして新庄内閣を支えるかで、ずいぶん変わるようにも思います。
監督が孤立しないよう、極端に「色物」に染まらないためにも、
稲葉GMがバランスをうまく取れるかどうかがカギです。
しかし優勝請負人として新庄氏に監督就任を要請したとは思えず、
成績についではある程度目をつぶるでしょう。
23年までの2シーズン、もしくは3シーズン、
日本ハムをある意味変えてくれる存在として期待していると思います。
失敗を恐れない球団の攻めの姿勢が、
新庄監督就任の作戦に象徴されていると思います。
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