パソコンの起動ドライブとなるストレージには、
HDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の2種類があります。
SSDは、HDDよりも書き込み速度が速いことが特長です。
このため、起動ドライブをSSDにすると、
OSやアプリケーションの起動を高速にすることができます。
では、SSDの容量は何GBあればいいでしょうか?
現在、販売されているノートパソコンのSSDは、
128GBや256GBが一般的です。
ここでは、ノートパソコンを念頭に、
SSDの容量128GBと256GBの用途別の選び方についてご紹介したいと思います。
SSDの3つ特性は?
SSDを選ぶ上で大切になるのは、容量です。
容量が異なると、性能だけでなく、寿命にも差が出てきます。
まずは、SSDの特性についてご紹介したいと思います。
SSDの1つ目の特性は、容量によって書き込み速度が変わることです。
SSD内部のコントローラーは、複数のフラッシュメモリーに対して並列にデータを書き込みます。
128GBのSSDでは4つのチップに同時書き込みをするのに対し、
256GBでは8つのチップに同時書き込みをします。
当然、書き込み速度は2倍になるというわけです。
SSDの2つ目の特性は、長期間使い続けたり、
空き領域が極端に少ない状態で使ったりしていると、遅くなってしまうことです。
SSDは、内部のデータを整理して速度を回復する機能を持っていますが、十分な空き容量がないと、データの整理が上手くできず、速度が十分に回復しない場合があるのです。
3つ目の特性は、寿命があるということです。
フラッシュメモリーを使ったものでは、書き込み・消去のたびに
素子が劣化するので、用途によっては寿命が短くなってしまいます。
SSDの容量は128GBと256GB・用途別の選び方は?
SSDの容量を決めるには、パソコンの用途を決める必要があります。
どんな用途で使うかによって、必要な容量が異なるからです。
そこで、SSDの容量を128GBと256GBのどちらを選ぶか決めるポイントについて、ご紹介します。
SSDの容量を128GBにする場合
128GBのSSDを選ぶ場合には、
用途を1つか2つに絞って利用することが前提となります。
・インターネットの閲覧、メールチェック
・文章作成
メインのパソコンではなく、
サブ用のパソコンとして利用するのには、持ってこいと言えます。
モバイルや緊急避難的な用途で使う場合には
SSDが128GBでも足りるでしょう。
SSDの容量を256GBにする場合
256GBのSSDを搭載したノートパソコンであれば、
普通のノートパソコンとしての利用が可能になります。
・プレゼン資料、レポート作成、表計算
・業務・会計ソフトの入力
軽いパソコン作業を行なう用途と考えましょう。
モバイル用途に使えるものも多く、
一人暮らしならそれだけで事足りるモデルもあります。
SSDの容量が2倍になったことで、
普段使いにも十分なパソコンとなります。
単身赴任などに持っていくノートパソコンや、
家族みんなで使うパソコンとしても問題なく使えるでしょう。
もしスマホの写真や動画データをパソコンに保存しておきたい方は
256GB以上の容量があると良いでしょう。
パソコンの容量が小さいとすぐに容量一杯になって遅くなります。
まとめ
SSDはあくまでOSやアプリケーション、ゲーム本体だけの
起動ドライブとして使いましょう。
必要なSSDの容量は、使用用途によって異なります。
サブ用のパソコンとして、モバイルや緊急避難的に使う場合には、
128GBのSSDで足りるでしょう。
256GBのSSDを搭載していれば、
普段使いにも十分なパソコンとなります。
ご自分の使用用途をよく検討して、SSDの容量を決めてくださいね。
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