11月ともなれば毎年話題に上がってくるのがボジョレーヌーヴォー。
私もお酒好きの友人が毎年楽しみにしているため、
SNSにアップされる内容を見ては『もうそんな時期か・・・』と思っています。
解禁まであとわずかなボジョレーヌーヴォーについて
・ボジョレーヌーヴォー2021の解禁日は?
・ボジョレーヌーヴォー・過去10年間の出来や評価は?
・ボジョレーヌーヴォー2021の出来や評価は?
・ボジョレーヌーヴォー2021のキャッチコピーは?2000年以降を一挙紹介
・ボジョレーヌーヴォー2021のおすすめは?
以上上記の項目についてご紹介いたします。
ボジョレーヌーヴォー2021の解禁日は?
ボジョレーヌーボーは毎年しっかりと解禁日が決まっています。
ちなみに今年の解禁日は11月18日(木)です。
今でこそはっきりと決まっている解禁日ですが、
もともとはこの日とは決められていなかったのをご存じでしょうか?
私利私欲にまみれた販売側が、
しっかりとした工程を踏まずにフライング気味に売り出してしまい
粗悪品の横行が後を絶たなかったことから
ボジョレーヌーヴォーの品質を守るために11月の第3木曜日と世界共通で定められたのです。
ですので今後の解禁日も
・2022年11月17日
・2023年11月16日
・2024年11月21日
・2025年11月20日
・・・というように必ず11月の第3木曜日となるわけです。
ボジョレーヌーヴォー・過去10年間の出来や評価は?
続いては、過去10年間の出来や評価を見てみましょう。
・2010年・・・果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた
・2011年・・・3年連続で、偉大な品質となった
・2012年・・・心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた
・2013年・・・繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ
・2014年・・・エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい
・2015年・・・記憶に残る素晴らしい出来栄え
・2016年・・・エレガントで、魅惑的なワイン
・2017年・・・豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい
・2018年・・・2017年、2015年、2009年と並び、珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう
・2019年・・・有望だが、生産者のテクニックが重要な年
・2020年・・・極めて早い成熟と乾燥した夏による、究極のミレジム(ヴィンテージ)
こうして見るとどの年も前年を上回る誉め言葉での評価がほとんどですが、
2019年だけ手放しで褒めている印象が薄いように感じますね。
実は2019年、フランス・ボジョレー地方では記録的な悪天候にたびたび襲われました。
春には霜と雹が、夏には熱波と大嵐が発生したため生産量が2018年の半分ほどに陥ったとのことでした。
そのための『生産者のテクニック』といわれたのではないでしょうか?
ボジョレーヌーヴォー2021の出来や評価は?
では待望の今年の出来や評価は?
2021年、フランス・ボジョレー地方は記録的な霜害に見舞われ
生産量も例年よりは少ないとのことなので、
確実に手に入れるためには予約は必須ですね。
評価としては糖と酸のバランスがとれた、フルーティで口当たりのよい、
典型的なボジョレーらしいワインの生産が見込まれているようです。
ボジョレーヌーヴォー2021のキャッチコピーは?2000年以降を一挙紹介
ボジョレーヌーヴォーには先ほど挙げたようなボジョレーワイン委員会の品評評価と、販売業者が打ち出すキャッチコピーの2種類が存在します。
毎年両者の内容にワイン好きのみならずネット上でも大いに盛り上がっています。
どのようなキャッチコピーが今までに打ち出されていたのか?
2000年以降のキャッチコピーを一挙紹介していきたいと思います。
・2000年・・・出来は上々で申し分のない仕上がり
・2001年・・・ここ10年で最高
・2002年・・・過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄えで95年以来の出来
・2003年・・・100年に1度の出来、近年にない良い出来
・2004年・・・香りが強く中々の出来栄え
・2005年・・・ここ数年で最高
・2006年・・・今も語り継がれる76年や05年に近い出来
・2007年・・・柔らかく果実味が豊かで上質な味わい
・2008年・・・豊かな果実味と程よい酸味が調和した味
・2009年・・・50年に1度の出来栄え
・2010年・・・05年以降最高の出来と言われた09年と同等の出来
・2011年・・・100年に一度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え
・2012年・・・史上最悪の出来だが品質は良く健全。糖度と酸度のバランスが良く軽やか
・2013年・・・みずみずしさが感じられる素晴らしい品質
・2014年・・・近年の当たり年である09年と肩を並べるクオリティ
・2015年・・・我がワイン人生最良のヌーヴォー
・2016年・・・エレガントで酸味と果実味のバランスが取れた上品な味わい
・2017年・・・フレッシュな香りと上品なタンニンがある、まろやかな味わい
・2018年・・・理想的な条件の下、すばらしいヴィンテージへの期待高まる
・2019年・・・バランスの取れた味で、適度な量と高い品質のワイン
・2020年・・・非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がり
そして気になる2021年のキャッチコピーは『採れたてのいちごにかじりついたような味わい』だそうです。
「ぶどうなのにいちご?!」
「逆に気になる」
など、今年も話題として盛り上がっているようです。
ボジョレーヌーヴォー2021のおすすめは?
ここでそもそもですが、ボジョレーヌーヴォーとはフランス・ボジョレー地方にてガメイ種のブドウを100%使用したワインかつ、新しい酒(ヌーヴォー)を指します。
そしてさらにボジョレー地区ではワイン法によりワインの格付けもあります。
格付けは上級とされるものから順に『クリュ・ドゥ・ボジョレー』、『ボジョレー・ヴィラージュ』、『ボジョレー・スペリユール』、『ボジョレー』の4段階。
昨年は
アンリ・フェッシ・ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォ 2020
というワインが人気がありました。
130年の伝統を誇る老舗のワインメーカーからの一品で、
繊細でまろやかな果実味とタンニン、とてもフルーティーな余韻が楽しめます。
→ アンリ フェッシ ボージョレ ヴィラージュ ヌーヴォ ヴィエイユ ヴィーニュ 2021
2021年のおすすめをお値段・3段階でご紹介します。
ボジョレーヌーヴォー2021のおすすめは?1,000円台
メルヴェイユ・マリー・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー
毎年作柄により異なる50種類以上の原酒の特徴から、
日本人の味覚や感性に好まれる味わいにブレンド。
チェリーの香りやフレッシュでフルーティーかつコクも感じられ、
いちごやカシスのニュアンスがありエレガントな味わい。
アンリ・フェッシ・ボジョレー・ヌーヴォー2021
高品質なワイン造りに定評のあるアンリ・フェッシ。
手摘み収穫と伝統的な醸造法にこだわり、豊かな果実味としなやかな口当たりが特徴的。
生ハムや鶏肉のグリルなどとの相性が抜群。
ボジョレーヌーヴォー2021のおすすめは?2,000円台
ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレー・ヌーヴォー2021オーガニック
ボジョレーの帝王とも呼ばれるジョルジュ・デュブッフ氏が品質にこだわり、有機栽培のブドウから醸造した1本。
ピュアな果実味と優しい味わいを楽しめる。
鶏肉やキノコ料理との相性が抜群。
ドメーヌ・デ・コトー・デュ・クリュイ ボジョレー・ヌーヴォー・ヴィエイユ・ヴィーニュ・ローフィルター
可愛らしいイラストで人気の田坂絵里さんによるオリジナルデザインラベルが目印。
チェリーやいちごの香りが特徴で、フレッシュでフルーティーながらコクも感じられる。
ボジョレーヌーヴォー2021のおすすめは?3,000円台
モメサン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー”ヴァンタンジュ”2021
ブドウの品質に徹底的にこだわる老舗のワインメーカー、モメサンの自信作。
厚みのあるフルーティな味わいが魅力。
ラベルには収穫日、生産本数、シリアルナンバーが刻まれる。
ルイ・ジャド ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール
ブルゴーニュの巨匠、ルイ・ジャドが卓越した醸造により造りだした一品。
若々しさだけでなく、味わい深い香味が特徴。
たくさんあるボジョレーヌーヴォーの中でもおすすめ6選をあげさせていただきましたが興味の湧く一品はありましたか?
ボジョレーヌーヴォー2021のおすすめは?まとめ
ここまでで
・ボジョレーヌーヴォー2021の解禁日は?
・ボジョレーヌーヴォー・過去10年間の出来や評価は?
・ボジョレーヌーヴォー2021の出来や評価は?
・ボジョレーヌーヴォー2021のキャッチコピーは?2000年以降を一挙紹介
・ボジョレーヌーヴォー2021のおすすめは?
についてご紹介させていただきました。
まずやはり、評価とキャッチコピーのインパクトが強いですね!
それも手伝ってかお酒にあまり詳しくない私でも、
2021年のボジョレーヌーヴォーは本当に『もぎたてのいちご』のように
感じられるのか試してみたいと思ってしまいました。
そして毎年毎年、前年を上回る評価やキャッチコピーが、
ボジョレーヌーヴォーに対する情熱を表していることが見て取れますね。
緊急事態宣言も解除され外へ出る機会も増えてきましたが、
料理や目的に合わせたボジョレーヌーヴォーと一緒に
お家でまったりと飲み比べなどいかがでしょうか?
ぜひ、あなたに合うボジョレーヌーヴォーを見つけてみてくださいね。
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