楽天は2年ぶりにクライマックスシリーズに
駒を進める形で今季を終えました。
3位が確定したこともあり、石井監督の続投は確実となりました。
自身はGMも兼ね、複数年契約という事情もあり、
来年も指揮を取る方向だと言われています。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
すでに他球団は来年に向けての新体制を発表し、
スタートを切っているなか、クライマックスシリーズがあるため、
この時期には何も動きを表に出していないだけではないでしょうか。
昨年も遅い11月中旬に監督就任発表があった楽天です。
今季のスケジュールが終わらない限り、
来年の体制も発表できないと考えれば、
今まさに来季への準備が進んでいるかもしれません。
石井GM兼監督が今季で終わると想定すれば、
次期監督候補に名前が挙がるとすれば誰になるのでしょうか。
新体制が誕生する可能性も探りながら、考えていきたいと思います。
・楽天イーグルスの次期監督候補予想2022!
・楽天イーグルス2022は石井一久監督が続投?
・2021年楽天イーグルスが弱い理由は?
について紹介していきます。
楽天イーグルスの次期監督候補予想2022!
古田敦也
元ヤクルトの名捕手です。
故野村克也氏の教えを忠実に引き継ぎ、
データ野球を継承しているとされています。
ヤクルトではプレイングマネジャーの経験もあります。
今は野球評論家としてテレビなどで活躍していますが、
再びユニフォームを着る意欲は強いと聞きます。
球団のこだわりもなく、監督就任の可能性は十分にあります。
ましては、楽天は野村氏が監督を務めた球団でもあり、
古田氏と接点があってもおかしくありません。
データ野球で弱小球団だった楽天が09年には2位にまで挙がる力がついたのも、
野村氏によるところがあったとされます。
その継承者に白羽の矢が立つのはおかしいことでありません。
球団内では、ここ数年、足をつかった緻密な野球ができなかったという反省があるという声も聞きます。
ここを改善してくれる最適な人材という判断にもつながると思います。
ラミレス
現役時代は阪神黄金時代の5番打者として活躍。
阪神、オリックスで監督を歴任しました。
05年は阪神をリーグ優勝に導きました。
阪神はそれ以来、優勝がありません。
阪神監督時代は就任初年度の04年こそ4位に終わりましたが、
05年から08年までの在任中はすべてAクラスです。
「そらそうよ」という監督時代の言葉を使っての評論家として活躍していますが、
まだまだ監督としての情熱が消えているとは思えません。
実績を買って、楽天がオファーを出す可能性はあるでしょう。
近年、楽天の投手の補強はしっかりしており、
あとは打線が整えば、常勝軍団になる可能性はあります。
その一役を担う存在としては最適かもしれません。
楽天イーグルス2022は石井一久監督が続投?
楽天は平石、三木と2年連続で監督が1年で交代することが続きました。
三木監督の次には、別の監督候補に打診していたがかなわず、
石井GM自らが監督に就いた経緯があります。
監督業への意欲から石井監督が1年間、指揮を取ってきたとはあまり思えません。
どちらかといえば、GMとして将来的なチーム補強策として
監督人選を進めながらこの1年を戦ったきたと考えてもおかしくありません。
むしろ、そちらの方が自然かもしれません。
また、三木谷オーナーという絶対的存在もあり、
トップダウン人事もありえます。
これからの戦い方、結果次第では電撃交代のニュースが駆け巡る可能性はあります。
2021年楽天イーグルスが弱い理由は?
今季スタートした時、評論家予想の多くが、楽天優勝を挙げました。
理由はあきらかで、メジャーヤンキースから復帰した
田中将大をはじめ、涌井、岸、則本と実績十分の先発陣がいて、
ルーキー左腕早川が入団しました。
投手陣は盤石と言われました。
攻撃陣も辰巳、茂木、田中ら若手に、
浅村と島内らの中堅が融合すれば
ソフトバンクも安泰でもないという声が多くありました。
しかし、松井を先発に回したことでリリーフ陣が薄くなったこと、
田中、浅村らの活躍が期待以下だったことなどで、
3位に終わったと言えるでしょう。
シーズン終盤はソフトバンクに猛追され、
5ゲーム以上もついていた差があぶなくなる一面もあったほどです。
ポストシーズンも課題だらけのようで、
日本シリーズに進める明るい兆しが見えません。
なんといっても石井監督の采配にも疑問がつくこともあり、
これはGM兼監督という性質上、ある意味予想できた結果かもしれません。
楽天イーグルスの次期監督候補予想2022!のまとめ
ここまでで
・楽天イーグルスの次期監督候補予想2022!
・楽天イーグルス2022は石井一久監督が続投?
・2021年楽天イーグルスが弱い理由は?
について紹介してきました。
本来、GMというのは長期的な視野でチームの運営をしていくものです。
目の前の勝利、結果ではなく、
5年先、10年先を見て補強、運営、管理をしていくポストです。
シーズン一戦一戦を全力で取り組み、選手起用を行い、
勝利のために配置、采配を振るのが監督ですが、
性質がまったく違うことが分かります。
もともとGMと監督は兼任できないものだと思います。
石井監督就任はそもそも無理があったという意見もあるのは確かです。
現実、監督は別の人物に任せるという方針で進んでいたと言われています。
今年もその流れが残っているのなら、
今年交代なのか、またも難航しているのか。
いずれにしても、楽天の監督問題は決着がついていることではないと言えるでしょう。
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