3月18日から開会した第96回選抜高校野球も決勝戦を迎え、群馬の高崎健康福祉大学高校が優勝。2年連続決勝に進出した報徳学園(兵庫)は連続準優勝となりました。
今大会は青森県からは青森山田高校と、八戸学院光星が出場し、青森山田はベスト8まで進出して残念ながら中央学院(千葉)に敗れましたが、終盤に得点し逆転など強さを発揮しました。
そこで今回は「粘りの野球」を繰り広げた青森山田高校にスポットをあて
・青森山田高校野球部メンバー2024！出身中学
・青森山田高校野球部2024の秋季東北大会、青森大会の成績
・青森山田高校野球部2024の注目選手
・青森山田高校野球部2024の監督は？
・青森山田高校野球部の寮は？
・青森山田高校野球部出身の有名なプロ野球選手は？
・青森山田高校野球部2024はなぜ強い？
について調査していきたいと思います。
青森山田高校野球部メンバー2024！出身中学
こちらでは選抜大会2024で、青森山田のベンチ入りメンバーの出身中学について調べてみました。
【投手】
・関浩一郎(3年):青森市立沖舘中
・櫻田朔(3年):私立青森山田中
・菊池統麿(2年):私立青森山田中
・乕谷朔ノ助(2年):私立青森山田中
【捕手】
・橋場公祐(3年/主将):私立青森山田中
・平澤亮河(2年):秋田仙北市立角館中
・成田匠玖(3年):板柳町立板柳中
【内野手】
・風本采弥(3年):大阪羽曳野市立高鷲南中
・吉川勇大(3年):私立青森山田中
・原田純希(3年):平川市立平賀東中
・伊藤英司(3年):秋田湯上市立天王中
・菊池伊眞(2年):私立青森山田中
・蝦名翔人(2年):私立青森山田中
・藤田一颯(3年):私立青森山田中
・山崎大地(3年):東京青梅市立西中
【外野手】
・對馬陸翔(3年):私立青森山田中
・佐藤洸史郎(2年):私立青森山田中
・伊藤愛翔(3年):千葉木更津市立富来田中
・佐藤隆樹(2年):埼玉所沢市立上山口中
・駒井利朱夢(3年):十和田市立三本木中
こうして見ますと、内部進学の生徒さんが多いですね。
青森山田高校野球部2024の秋季東北大会、青森大会の成績
青森山田は秋季大会で青森県大会・東北大会どちらも優勝しています。
県大会では3連覇、東北大会では8年ぶりの優勝となりました。
青森県大会成績
・1回戦:14－2 八戸工
・2回戦:8－1 弘前東
・準々決勝:8－3 八戸工大一
・準決勝:3－1 弘前学院聖愛
・決勝:7－4 八戸学院光星
東北大会成績
・1回戦:9－8羽黒(山形)
・2回戦:5－1鶴岡東(山形)
・準決勝:4－0一関学院(岩手)
・決勝:3－0八戸学院光星(青森)
奇しくも県大会と東北大会は、同じ対戦となり同じ3点差で青森山田が勝利となりました。
青森山田高校野球部2024の注目選手
櫻田朔
・身長／体重:185cm／80kg
・投打右投右打
櫻田朔(さく)投手は、東北大会決勝でライバルの八戸学院光星相手になんとノーヒットノーランを達成しています。
そして今大会の2回戦では、優勝候補として名高かった広島の広陵相手に4回を投げ、自責点0の活躍を見せました。
また新チームになってからの公式戦では、6試合で登板、28イニングを投げて防御率は0.32という好成績を残しました。
好きなプロ野球選手は、ダルビッシュ有選手で、将来の目標は日本一の投手になることだそうです。
関浩一郎
・身長／体重:187cm／81kg
・投打:右投右打
昨秋大会ではエースとして7試合に登板、3試合で完投している関選手は、櫻田選手との2枚看板でライバルとして切磋琢磨して来ました。
ベスト8での試合では、先発した櫻田選手が失点した為4回途中から登板しました。
しかし味方打線が2けた安打を放ちながらも残塁が14と、タイムリーが出ず残念ながら勝ち投手とはなれませんでした。
原田純希
・身長／体重:170cm／97kg
・投打／右投左打
横浜DeNAの牧選手に風貌が似ている原田選手は、オリックスファンで憧れの選手は大谷翔平選手だそうです。
昨秋の公式戦9試合で、13安打12打点の活躍で、ホームランも1本飛ばしています。
将来の夢はやはりプロ野球選手だそうです。
青森山田高校野球部2024の監督は？
青森山田の監督さんは、兜森崇朗(かぶともり たかあき)さんと言う方で、1979年生まれ今年で45歳の監督さんです。
青森山田から青森大を経て、2004年母校のコーチに就任。
2015年から監督を務めておられます。
春の選抜大会には3度目の出場で、今大会は初めてベスト8に駒を進めた貢献者と言えるでしょう。
青森山田高校野球部の寮は？
インスタグラムの画像ではこんな風な合宿所のようで、全部員が入所するわけではなく、遠方の生徒だけが入っているようです。
青森山田高校野球部出身の有名なプロ野球選手は？
青森山田高校出身の現役プロ野球選手は2024年開幕時点では6名いますが、そのうち一軍で活躍しているのはこの3名だと思います。
木浪聖也(阪神タイガース)
佐藤輝明から帽子とグローブ受け取る木浪聖也の笑顔の破壊力エグいヤバい(語彙力) pic.twitter.com/9YdIAeXHiI
— Sumire-*** (@sumire2896) March 22, 2024
木浪聖也選手は、昨年度日本一となった阪神タイガースの遊撃手として、満塁のシーンでは必ず打つ大活躍で、日本一の原動力となったと言っても過言ではありません。
強肩ですので高校時代は三塁手として活躍していましたが、岡田監督が中野拓夢選手を遊撃手から二塁手へとコンバートし、代わりに遊撃手となりました。
1年の間に素晴らしく守備が上手くなり、安心して見られるようになりました。
高校時代には残念ながら甲子園出場はなく、青森山田卒業後は亜細亜大に進学、その後は社会人のHondaで活躍し、阪神タイガースに入団しました。
京田陽太(横浜DeNA)
最後サードに着いてボールは飛んでこなかったけど勝って
みんなとハイタッチ🙌🙌
なのに京田くんがイジってきて避けきれない直亨さん🤣
そして京田くんの頭をポンポンする直亨さん楽しそう😊
2023.3.30ハマスタ#京田陽太 選手#西浦直亨 選手 pic.twitter.com/jqLEa91V56— のの (@nozomiyhr) March 30, 2024
京田陽太選手は、上記の阪神タイガース・木浪選手と同級生で、高校当時は京田選手が遊撃手で木浪選手が三塁手でした。
青森山田を卒業後は日大に進学し、中日ドラゴンズに入団。
中日ではスタメン・レギュラーの座を射止めましたが、一昨年から球団の方針だったのか何故か出場機会が激減し、昨年DeNAベイスターズに移籍しました。
三森大貴(ソフトバンクホークス)
三森大貴選手は埼玉県出身で、中学から親元を離れ青森山田中に進学した1999年生まれの今年25歳です。
元々は三塁手でしたが、ソフトバンクホークスに入団後は二塁手・外野も守れるユーティリティプレーヤーで、走攻守三拍子揃った選手です。
2022年から開幕スタメンを務めるようになりました。
甲子園には3年生の春の選抜大会に出場したものの、夏は4回戦で敗れ1度限りの出場となりました。
青森山田高校野球部2024はなぜ強い？
これまで青森山田はいつも初戦で敗退していましたが、今年はついにベスト8まで駒を進めることが叶いました。
その強さの秘密を調べてみようと思います。
まずは関選手と櫻田選手の［ダブルエース］の使い方です。
勿論この2人とても仲は良いのですが、やはりライバルとして競わせることに意味がありそうです。
お互いの足らない部分を補足するうちに、段々力をつけてきました。
櫻田選手は、中学時代日本一の胴上げ投手となり、昨秋の東北大会決勝の八戸学院光星戦では、強打の光星をノーヒットノーランで抑え込み、長身から投げ下ろすMAX146km/hのストレートを持つ関選手は、櫻田選手の強いメンタルを見習いたいと話しています。
打撃陣では2年生でありながらリードオフマンの佐藤洸史郎選手は、俊足好打でファーストストライクから振っていく積極性があり、公式戦10試合のうち1打席目からの出塁率が四球を含めて7割という勝負強さがあります。
主軸4番を打つ原田純希選手は、得点圏打率6割を誇り、10試合で12打点の力で投打のバランスに優れています。
そして何よりメンバーの半数以上が青森山田中(青森リトルシニア)で日本一を経験している勝ち運を持っています。
またその中学の大会では、準々決勝・決勝で逆転勝ち。しかも決勝は5-0から10点を入れて大逆転勝利でしたので、粘り強い打撃についた名前はなんと［ゾンビ野球］と言われており、今大会でも初戦の京都国際戦、2回戦の広陵戦で連続サヨナラ勝ちでした。
見事に［ゾンビ野球］を継承していたわけですね。
青森山田高校野球部2024のまとめ
今回は
・青森山田高校野球部メンバー2024！出身中学
・青森山田高校野球部2024の秋季東北大会、青森大会の成績
・青森山田高校野球部2024の注目選手
・青森山田高校野球部2024の監督は？
・青森山田高校野球部の寮は？
・青森山田高校野球部出身の有名なプロ野球選手は？
・青森山田高校野球部2024はなぜ強い？
について調査して来ました。
いかがでしたでしょうか？
青森山田は先述の通り、初戦の壁を突破することが中々叶わずにいましたが、青森山田中学での連続日本一の選手が半数いる中、その勢いと粘りの［ゾンビ野球］で2回戦では優勝候補筆頭の広陵を破りベスト8まで進みました。
夏には今大会以上の成績を期待出来そうな予感で、今から楽しみですね。
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