2022年10月6日、西武の辻発彦監督退任のニュースがかけめぐりました。
監督生活の集大成として、あす10月8日からCSファーストSに臨みます。
次は誰が次期監督となるのでしょうか。
後任は同じくOBである松井ヘッドコーチの昇格が決定的とも言われています。
監督候補の紹介を含めて、考えていきたいと思います。
・西武ライオンズ次期監督候補予想2023!
・西武ライオンズ2022は辻監督が続投?その理由は?
・2021年西武ライオンズが弱い原因は?
について紹介していきます。
西武ライオンズ次期監督候補予想2022!
松井稼頭央
辻監督退任のニュースとともに、
次期監督候補として名前が挙がりました。
現役時代は、西武の名遊撃手、
走攻守の3拍子そろったプレーヤーとして活躍しました。
メジャーのメッツへ移籍した2004年、
いきなりメジャー初となる開幕戦新人初打席初球本塁打の衝撃デビューを果たすなど、スター性も抜群でした。
日本に復帰して楽天を経て、西武に戻って引退した後は、
二軍監督を務めています。
まだ45歳と若く、これからの西武の野手を育てる役目としてはぴったりの人材です。
選手からの人望も厚く、指導者として2年経験を積みました。
交代時期としてはいいタイミングだと感じます。
リーグ連覇の立役者は、中堅からベテランの部類に入っています。
未来のスターを育成するためにも、松井新体制は悪くないと思われます。
西口文也
現役時代は松坂と並び、
エース的存在として西武投手陣を支えた投手です。
2度、ノーヒットノーランを目前に悲劇を味わった投手としても有名です。
西武一筋で15年限りで引退。
その後は投手コーチを務めています。
西武のイメージとしては投手陣が弱いイメージがありますが、
昨年くらいから先発陣がしっかりして、抑えも平良が務めるなど、
世代交代がうまく出来始めました。
西口コーチの手腕の成果でもあるでしょう。
打つだけの野球ではなく、投手を中心に守り抜く野球を実践するため、
監督としてタクトを振るうには、もってこいの人物かもしれません。
たとえ来年は難しいとしても、今後の監督候補として評価が下がることはないと思います。
宮本慎也
ヤクルトの名遊撃手として、チームだけでなく、
侍ジャパンの精神的支柱としての存在感もあり、
アテネ五輪、北京五輪では主将も務めました。
努力家で、頭脳派であることが特徴で、
現在も独特な感性をいかした野球評論家としても活躍しています。
古巣、ヤクルトの監督候補として常に名前が挙がっていたなか、
18年から2年間、ヤクルトのヘッドコーチを務めた経験もあります。
監督に就任する機は熟しているという感じで、
西武ならずとも監督要請がきてもおかしくない状況です。
西武という、やや大味なチームに、緻密な野球を注入することで、
チームがさらに強固になることも期待できるでしょう。
ただ、ここにきて、中日の立浪新監督の入閣が報道されており、
西武の監督就任は可能性は低いでしょうが、監督リストの上位にいる人材であることは間違いありません。
潮崎哲也
現役時代は、右サイドスローで、
シンカーを世の中に印象付けた投手として有名です。
黄金期のリリーフとして地位を確立させました。
西武一筋で引退後は、編成、育成部門のフロント業も経験し、
2013年からは現場復帰で二軍監督の要職にも就きました。
現在は再びフロント入りしていますが、チームの内情を良く知る人材として、
改革&発展させていくためには重要な人材です。
球団としても将来の監督候補として、現在も勉強させている状態ともいえます。
今すぐというのは難しいですが、もう少し経験を積めば、
監督就任が実現するのも夢ではないでしょう。
秋山幸二
元ソフトバンクの監督ですが、プロ入団はこの西武でした。
清原とともに黄金期を支え、西武の知名度をグンと上げた人物です。
ソフトバンクの監督としてもリーグ優勝、日本一の経験もあり、
監督候補としては抜群です。
しかし、西武としては球団内部からの昇格が
大きな流れとしてできていることもあり、
復帰しての監督就任は可能性はなさそうです。
今後、大きな流れが変わったときには
復帰待望論が沸き起こるかもしれません。
渡辺久信
現在、球団のGMを務めています。
秋山氏同様、西武の黄金期をエースとして支え、
現役引退後は監督も務めています。
チームを俯瞰的に見る役目から、今は次期監督も選ぶ立場にいます。
今回は辻監督の退任騒動のなか、二転三転していますが、
渡邊GM自らが監督に就任するという結末になることは考えにくく、
来季の監督復帰の可能性はゼロに近いと思います。
西武ライオンズ2022は辻監督が続投?その理由は?
辻監督の退任報道が一斉に出て、その後しばらくたって、
今度は一転、一斉に続投報道がでました。
表面上は球団内部が混乱しているように見えます。
確かに揺れてないといえば嘘になるかもしれませんが、
報道自体の問題もあるかもしれません。
「やめたいよ~」と辻監督が軽い気持ちで、
冗談半分に口に出た言葉が一人歩きして、誇張されて、
真実味を帯びて報道されることもないこともないのも事実です。
ただ、球団上層部への取材として、
続投要請を決めているということは真実だと思われます。
あとは辻監督の気持ち次第で、来年1年なのか、複数年なのか。
条件なども加味されて決まっていくのだろうと推察されます。
現状では、続投を軸に話を進めている段階というのが正解に限りなく近い表現になるでしょう。
2021年西武ライオンズが弱い原因は?
18年からリーグ2連覇しました。
それは何より打線の力が大きな要因でした。
1番秋山、2番源田、3番森、4番山川、5番中村。
18年は浅村もいました。
「山賊打線」と命名され、5点ビハインドも
あっという間にひっくり返す力をもって、逆転、圧勝を重ねて連覇しました。
あのソフトバンク投手陣もかないませんでした。
しかし、その打線を担う選手の高齢化、戦力の硬直化、若手の伸び悩み、投手陣が改善できなかった、と、さまざまな理由で20年から下降気味になったのが今季に響いたのだと思います。
今年は若手野手に大きなチャンスが与えられ、飛躍選手も出始めています。
ソフトバンク同様、強かった戦力を入れ替えないといけない時期にいることは間違いないでしょう。
まとめ
ここまでで
・西武ライオンズ次期監督候補予想2022!
・西武ライオンズ2022は辻監督が続投?その理由は?
・2021年西武ライオンズが弱い原因は?
について紹介してきました。
おそらく状況からすれば、辻監督が球団からの続投要請に応える形で
来季も指揮をとる流れになることが濃厚です。
ただ、入閣メンバーは入れ替え、出入りが予想されます。
今年のドラフトで1位に隅田、2位は佐藤と、
即戦力左腕を指名することができました。
高橋、今井、松本の右3人に加え、この2人が加われば、
先発陣が安定することになります。
この投手陣はまだ若いため、成功すれば、投手王国になる可能性も秘めています。
辻監督も投手力の整備には力を入れるでしょう。
そういう意味では大物投手コーチの入閣を招へいすることも考えられます。
優勝することを求められるチームだけに、
監督には勝てるチーム作りが大事になると考えます。
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