「ハマの番長」が悔しさにまみれた1年を送りました。
DeNAの新監督として今季から三浦大輔監督が就任。
まだ40代後半で、地元からの圧倒的な人気を誇る人物の監督就任に期待も高まりました。
しかし、その高まった分だけ、
最下位という結果には肩を落とすファンも多くいます。
コロナ禍の影響で、外国人2人の来日、合流が遅れたことが響き、
開幕6連敗と大きく出遅れ、4月は6勝17敗3分けに終わりました。
最後までこの遅れが響いたのか、最終戦でヤクルトに敗れて単独の最下位が決まりました。
南場智子オーナーは来季も続投の方針であることを明言しています。
三浦監督は2年契約の1年目。
続投は基本線ですが、まだ正式決定はしていません。
これから三浦監督と球団の最終的な話し合いが持たれることになりますが、
成績が成績だけに監督交代という事態にもなりかねません。
それでは、三浦監督に代わる人材がいるのか、調べてみました。
・横浜DeNAベイスターズの次期監督候補予想2022!
・横浜DeNAベイスターズ2022は三浦大輔監督が続投?
・2021年横浜DeNAベイスターズが弱い理由は?
について紹介していきます。
横浜DeNAベイスターズの次期監督候補予想2022!
落合博満
現役時代は三冠王、監督としても中日でリーグ優勝、日本一に輝きました。
卓越した野球理論で、「オレ流」という言葉が示すように、
確固たる信念を貫く姿は、現役から監督となっても一貫していました。
現在は評論家として活躍していますが、
まだ年齢的にも監督としてチームを率いることには支障はないはずです。
中日がそうだったように、戦力が整わなくても、
選手の良さを引き出し、采配ひとつで勝利に導くタクトぶりには期待が持てます。
DeNAのような若手の多いチームでは、
経験と実績がある監督がグイグイ引っ張ることで
力が倍増することもあります。
いざというときは、監督候補として名前が挙がることは間違いありません。
佐々木主浩
ご存じ「大魔神」です。
横浜時代、1998年にリーグ優勝を知るストッパーで、
メジャー移籍後、マリナーズでも日本人の抑え、
リリーフとしての記録を次々と樹立しました。
当時、プロ野球界ではタイトルなどの位置づけがなかった
「抑え投手」の認知度を上げ、シーズン&通算のホールドポイント(当時)の記録保持者です。
2000安打、200勝という名球会入りの条件に、
初めてセーブ数での入会を果たしました。
これまで指導者としての経験はありませんが、
元横浜の選手として、DeNAのユニフォームを着ることを願うファンも多いでしょう。
現在は評論家として活動していますが、
投手起用、投手の観察力にも定評があります。
投手育成や起用などで監督としてチームに大きく貢献できる人材でもあります。
来年からの監督就任は難しいかもしれませんが、
近い将来、再び青いユニフォーム姿が見られるかもしれません。
石井琢朗
現役時代、「ハマの番長」ならぬ、
こちらは「ハマの切り込み隊長」と呼ばれていた好打者でした。
1998年リーグ優勝の時は「マシンガン打線」と呼ばれた1番打者を務めました。
タイトルも最多安打、盗塁王を手にしています。
広島に移籍後に引退してからは、
広島とヤクルトで打撃コーチを歴任し、若手を多く育てました。
特に、今や時の人となっているヤクルトの村上については、
石井コーチの育成によるところもあって一軍に定着できたとの評価もあるほどです。
監督としての手腕は分かりませんが、
自身の経験を活かした打線作りは実現可能かもしれません。
当然、地元チームOBですから、ファンの人気も高いです。
今は巨人の三軍野手コーチですが、
三浦監督の元で入閣し、将来の監督候補となる道もあるかもしれません。
進藤達哉
石井氏同様、1998年優勝時の「マシンガン打線」の1人として活躍しました。
オリックス移籍後に引退してから、横浜のコーチを歴任。
出身地でもある富山サンダーバーズの監督の経験もへて、
再びDeNAの一軍コーチ、ヘッドコーチも務め、
17年からはGM補佐兼編成部長を務めフロント業にも携わっています。
17年に3位から下剋上でクライマックスシリーズを勝ち上がり
日本シリーズに進出しました。
ラミレス監督の戦力を陰で支えた人物とも言われています。
球団からの信頼も厚く、再び現場復帰する可能性は十分あると思います。
今は三浦監督を支える立場ですが、入閣も含めて、
監督への昇格の話が出てくるのは当然の流れだと言えるでしょう。
谷繁元信
通算3021試合出場のプロ野球記録をもつ元捕手です。
1988年、江の川(現石見智翠館)からドラフト1位で横浜に入団。
打てる捕手として活躍しました。
メジャー移籍を目指しFAしましたが、断念して中日に移籍。
それからは経験を活かした理論派的なリードで、結果を残し、
落合監督のもとリーグ優勝を経験。
打撃では打率最下位を味わいましたが、捕手として出場が続いたことは、
捕手としての評価が高かったことの裏付けでしょう。
中日ではその後に監督兼任のプレーヤーとしても活躍。
成績は3年間でBクラスでしたが、監督として評価する声が多かったといいます。
50歳と年齢的にも旬な時です。
再び監督として要請されるとしても不思議ではないでしょう。
守り勝つ野球ができる監督として期待できそうです。
高木豊
現役時代は、走攻守そろった好打者として
横浜の打線を支えました。
盗塁王も獲得しており、「スーパーカートリオ」として、
加藤博一、屋鋪要とともに一世を風靡しました。
引退後は横浜の守備走塁コーチ、アテネ五輪時の侍ジャパンのコーチ、
横浜のヘッドコーチも歴任しました。
引退直後から芸能界にも縁があり、現在はYouTuberでもあります。
さまざまな評論の発信して、時代の先端を歩んでいますが、
再びユニフォームを着る決意が固まるかどうかは未知数です。
60歳を過ぎている部分もあり、監督就任はあまり現実味がないかもしれません。
横浜DeNAベイスターズ2022は三浦大輔監督が続投?
今季終了時に、南場オーナーは三浦監督の続投方針を口にしました。
さらに、シーズン当初に外国人の合流などが遅れて
チームに迷惑をかけたと謝罪しており、三浦監督の責任を問う姿勢を見せていません。
逆に、シーズン終盤の追い上げや、ルーキー牧選手の台頭、投手陣の成長など、
来年以降に期待が持てるという言い方をしているところもあり、
球団としては2年契約の2年目も指揮を取ってもらいたい意向のようです。
もちろん、最終的には三浦監督自身が決断するでしょうが、
そのまま続投の流れとなるのが自然の流れだと思われます。
2021年横浜DeNAベイスターズが弱い理由は?
三浦ベイスターズの1年目成績は、
54勝73敗16分け、打率.258、防御率4.15でした。
詳細を見ると、559得点はヤクルトに次いでリーグ2位、
136本塁打はリーグ3位、打率.258はリーグ2位でした。
打撃部門では決して最下位に沈むチームではありません。
逆に投手部門では、624失点、防御率ともにリーグワーストで、
盗塁数が最下位でリーグ5位の中日の半分しかありません。
攻撃力はあるが、投手力と機動力に欠けている。
数字だけを見ると原因は明らかでしょう。
確かにシーズン序盤は外国人がいなくて負けが込みました。
しかし逆を言えば、外国人がいなかったらダメというチーム編成だったということです。
これが明るみに出て、外国人頼みの打線からの脱却が上手くいった結果が今季の打撃の数字かもしれません。
あとは投手力の整備。そこに尽きます。
まとめ
ここまでで
・横浜DeNAベイスターズの次期監督候補予想2022!
・横浜DeNAベイスターズ2022は三浦大輔監督が続投?
・2021年横浜DeNAベイスターズが弱い理由は?
について紹介してきました。
監督就任1年目からうまくいくことが、
プロ野球の常識からすればあまりないと思われます。
ソフトバンクのように戦力が頂点に達している段階で
秋山監督から工藤監督にバトンタッチされた場合などが珍しい例で、
たいていはチームが低迷しているから監督を代えるわけで、
その過程ではなかなか結果は出ないでしょう。
ただ、次につながるものがあるかないかは、まったく印象が違います。
その意味では、若手の台頭を含めて、三浦ベイスターズ2年目は希望が持てる、
そんな今季の終わり方をしたと感じられます。
南場オーナーも、しばらくは指揮をとってもらいたいという、
長期政権の可能性もにおわせる発言もしています。
絶対的な力があると思われている巨人の弱点もいろいろと見えているなか、
今季は最下位からヤクルトが優勝しました。
DeNAも来季、その「大逆転」の再現を狙えると思います。
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