野球ファンとって4年に1度の楽しみであるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が2023年3月8日から3月21日の間に開催されます。今年は各国からMLBの一流プレイヤーが参加を表明しており、日本代表も大谷選手、ダルビッシュ選手をはじめとした豪華メンバーが代表参加を表明しています。
そこで今回は
・wbc日本代表メンバー2023!出場表明選手30人
・WbC歴代日本代表スタメンは?
・wbc日本代表メンバー2023!スタメン打順予想は?
・wbc日本代表メンバー2023!先発投手の予想は?
・wbc日本代表メンバー2023の注目選手は?
・wbc日本代表メンバー2023の日程は?
について見ていこうと思います。
WBC日本代表メンバー2023!出場選手30人
大谷 翔平 | 投手・指名打者 | L・エンゼルス |
ダルビッシュ有 | 投手 | S・パドレス |
戸郷 翔征 | 投手 | 巨人 |
佐々木 郎希 | 投手 | ロッテ |
山本 由伸 | 投手 | オリックス |
松井 裕樹 | 投手 | 楽天 |
栗林 良吏 | 投手 | 広島 |
湯浅 京己 | 投手 | 阪神 |
大勢 | 投手 | 巨人 |
宮城 大弥 | 投手 | オリックス |
宇田川 優希 | 投手 | オリックス |
高橋 圭二 | 投手 | ヤクルト |
高橋 宏斗 | 投手 | 中日 |
伊藤大海 | 投手 | 日ハム |
甲斐拓也 | 捕手 | ソフトバンク |
中村悠平 | 捕手 | ヤクルト |
大城卓三 | 捕手 | 巨人 |
源田壮亮 | 内野手 | 西武 |
牧秀悟 | 内野手 | 横浜 |
村上宗隆 | 内野手 | ヤクルト |
山田哲人 | 内野手 | ヤクルト |
山川穂高 | 内野手 | 西武 |
周東佑京 | 内野手 | ソフトバンク |
中野拓夢 | 内野手 | 阪神 |
岡本和真 | 内野手 | 巨人 |
近藤健介 | 外野手 | ソフトバンク |
鈴木誠也 | 外野手 | C・カブス |
吉田正尚 | 外野手 | レッドソックス |
ヌートバー | 外野手 | C・カージナルス |
WBC歴代日本代表スタメンは?
ここで歴代の日本代表メンバーのスタメン(決勝戦)を振り返ってみましょう。
第1回大会
1. (遊) 川崎宗則
2. (二) 西岡剛
3. (右) イチロー
4. (指) 松中信彦
5. (左) 多村仁
6. (捕) 里崎智也
7. (一) 小笠原道大
8. (三) 今江敏晃
9. (中) 青木宣親
投 松坂大輔
第1回大会は王監督率いる侍ジャパンで世界へ挑み、メジャーリーガーの松井選手、井口選手の参戦は出来なかったものの、第1、2ラウンドを勝ち上がっていき結果キューバを破り優勝を果たします。第1回大会は【世紀の大誤審】と語り継がれるタッチアップ事件や「生き返れ福留!」の解説が話題となった、福留選手が準決勝の韓国戦で代打決勝ホームランを打ち勝ち上がるなど、様々なドラマがありました。
第2回大会
1. (右)イチロー
2. (遊)中島裕之
3. (中)青木宣親
4. (捕)城島健司
5. (一)小笠原道大
6. (左)内川聖一
7. (指)栗原健太
8. (二)岩村明憲
9. (三)片岡易之
投 岩隈久志
第2回大会も1回大会同様にメジャーリーガーが5人参加し、決勝で韓国を破り優勝を果たします。この大会は準決勝以降不調の藤川選手に代わりダルビッシュ有選手が抑えに抜擢され、決勝でも1点リードの9回にマウンドに上がり同点に追いつかれてしまいます。そして延長10回、WBCと言えばこの場面とも言えるイチロー選手のセンター前ヒットで大逆転し優勝を果たします。この時のイチロー選手の表情を変えない所と、ダルビッシュ有選手の「ありがとうございます」と言っているようなガッツポーズは忘れられません。
第3回大会
1. (二)鳥谷敬
2. (指)井端弘和
3. (右)内川聖一
4. (捕)阿部慎之助
5. (遊)坂本勇人
6. (中)糸井嘉男
7. (左)中田翔
8. (一)稲葉篤紀
9. (三)松田宣浩
投 前田健太
第3回大会はメジャーリーガーが不在で国内選手のみで世界へ挑み結果は、準決勝で敗退となりました。第2ラウンドで台湾代表に9回2死まで追い込まれながら、鳥谷選手&井端選手の活躍により同点に追いつき、その後延長で勝ち越しまで繋がったのが印象深い場面です。
第4回大会
1. (指)山田哲人
2. (二)菊池涼介
3. (右)青木宣親
4. (左)筒香嘉智
5. (一)中田翔
6. (遊)坂本勇人
7. (三)松田宣浩
8. (中)秋山翔吾
9. (捕)小林誠司
投 菅野智之
第4回大会メジャーリーガーは青木選手のみで、結果は準決勝まで勝ち進むもアメリカに敗れ惜しくも敗退となりました。この大会は【世界の小林】と言われるほどに小林選手が好調で7試合で打率.450と絶好調でスタメンの座を勝ち取っていました。さらに、一番印象に残っているのは菅野選手、千賀選手のアメリカ戦のピッチングは鳥肌が立ちました。特に、菅野選手は強力アメリカ打線を6回3安打1失点(自責0)に抑え込み、4番ノーラン・アレナドからの三打席連続三振はしびれました。
WBC日本代表メンバー2023!スタメン打順予想は?
2023年スタメン打順予想
1. (中) ヌートバー
2. (指) 大谷 翔平
3. (左) 吉田 正尚
4. (三) 村上 宗隆
5. (右) 鈴木 誠也
6. (一) 山川 穂高
7. (二) 山田 哲人
8. (捕) 甲斐 拓也
9. (遊) 源田 壮亮
ここから各選手の特徴や理由をご紹介したいと思います。
1 (中)ヌートバー選手
メジャー2年目にしてセントルイス・カージナルスの不動のリードオフマンに定着している24歳の外野手。母が日本人で日本国籍を持っているため、今回日本代表として出場できることになりました。2022シーズンは108試合で打率.228 本塁打14 打点40 出塁率.340 OPS.788の成績を残しており、主に一番右翼手で活躍していたため日本代表でも不動のリードオフマンとして期待ができ、日本代表には鈴木誠也選手がいるのでおそらくセンターで起用される可能性が高いと思います。
2 (指)大谷 翔平選手
投打の柱として期待が出来るロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷選手は2022年シーズン。
打率.273 本塁打34本 打点95 出塁率.356 OPS.875と驚異的な数字を残しています。2番へ強打者が置くことが主流になっている現代野球では、メジャーと同じ2番で起用されることが予想されます。1、2番で出塁率が3割超えているので相手投手としては立ち上がりから嫌な打者で、特に大谷選手は得点圏打率.314と高いので1.2番で初回から得点を奪えることでチームに勢いをもたらすことができると思います。
3 (左) 吉田 正尚
今シーズンからボストン・レッドソックスへ移籍した吉田選手は3番打者として出場が予想されます。2022シーズン打率.335 本塁打21 打点88 OPS.1.008 出塁率.447とOPSと出塁率、打率がとんでもない数字になっています。NPB通算打率が3割超えており「日本の安打製造機」と言っても過言はなく、日本シリーズでも魅せた「勝負強さ」にも期待ができます。ヌートバー選手と吉田選手どちらが一番か迷いましたが、おそらく慣れ親しんだ3番で起用するのではないかと思います。
レッドソックスでは1番打者での起用が濃厚みたいです。
4 (三) 村上 宗隆
今シーズン打率.318 本塁打56 打点134 OPS.1.168 出塁率.458で令和初の三冠王、日本人シーズン最多本塁打と5打席連続本塁打の世界記録を出した現在日本で一番の4番打者です。村上選手は「ここで打ってほしい」という場面で必ず打ってくれるバッティングが魅力的で、得点圏打率が.350と高いため本塁打だけに注目されていますが、しっかりと状況に応じてヒットを打つことができるのは大きいと思います。
オリンピックでは8番でしたが、この2年間で確実に日本のトップバッターに成長したので日本代表の4番として期待が持てます。
5 (右) 鈴木 誠也
2022年シーズンよりシカゴ・カブスでプレーし、今シーズン打率.262 本塁打14 打点46
を記録しています。メジャー1年目なので様々な変化に対応するのが難しい中で2桁本塁打を放つなど確実にメジャーに対応しています。東京オリンピックでは4番としてチームを牽引しており、特に1-4番が左打者なので右の長距離打者として期待が持てます。
6 (一) 山川 穂高
2022年シーズン本塁打41 打点90と完全復活した西武の4番打者で初のWBC選出となりました。2018、2019と2年連続40本塁打を放つなどしたが、2020、21と打率を求めるあまり低迷したものの昨シーズン見事な復活を遂げました。代表では6番で本塁打を打って「どすこい」のパフォーマンスで日本代表を盛り上げてほしいです。
7 (二) 山田 哲人
2022年シーズン打率.243 本塁打23 打点65 出塁率.333の成績を残しており、トリプルスリーの実績も持つ選手です。
山田選手は日本代表に選出されるとここぞというところで本塁打を打つ印象を持つ方が多いと思います。東京オリンピック、プレミヤ12と本塁打の印象が強く、昨年の日本シリーズでも打順を変えたら本塁打を放つなど今大会でも勝負強さに期待ができます。
8 (捕) 甲斐 拓也
2022年シーズンは打率.180と低迷しましたが、2桁本塁打を放つなどパンチ力の高さが持ち味の捕手です。過去大会みても、里崎選手、城島選手、阿部選手、小林選手と高い打率を残し、チームに貢献しているのでキーマンとなりそうです。守備面では「甲斐キャノン」と健在で、自慢の肩だけで日本シリーズでMVPに輝いています。日本代表経験も豊富で東京オリンピックでも投手陣とコミュニケーションを取りながら、相手打線を抑え込んでいました。短期決戦で、相手のデーターも少ないので甲斐選手の責めるリードで投手陣をまとめてほしいと思います。
9 (遊) 源田 壮亮
2022年シーズン打率.266 盗塁12と数字は低めですが、シュアなバッティングでチームに貢献しています。打順は9番で高い攻撃力を誇る、上位打線へ繋ぐ役割へ期待が持てます。源田選手は入団時から遊撃手のレギュラーとして、堅実な守備を売りとしており5年連続ゴールデングラブ賞を受賞しています。NPBの遊撃手で一番守備が上手く、特に短期決戦でのセンターラインは確実に重要なので、源田選手の守備力は世界で戦う上で大事になってくると思います。
WBC日本代表メンバー2023!先発投手の予想は?
WBCの先発ローテションを予想してみたいと思います。
1次ラウンド
3月9日(木) 中国戦 | 佐々木 郎希 |
3月10日(金) 韓国戦 | 大谷 翔平 |
3月11日(土) チェコ戦 | 山本 由伸 |
3月12日(日) オーストラリア戦 | ダルビッシュ有 |
準々決勝ラウンド
3月16日(木) | 佐々木 郎希 |
準決勝
3月21日(火) | 大谷 翔平 |
決勝
3月22日(水) | 山本 由伸 |
大谷選手の起用方法はまだ決まっていませんが、おそらく先発として投げることが予想されるのでそれも含めてローテション予想を作ってみました。開幕戦は佐々木選手か山本選手か悩みましたが、次の韓国戦に向けて勢いが欲しく準々決勝ラウンド以降を考えると佐々木選手だと思います。韓国戦はプレミア12でも圧巻のピッチングを披露し、韓国戦でいいイメージのある大谷選手を先発予想しました。ェコ戦で山本選手が投げれば、決勝まで中7日以上空くため投げてくるのではと予想ができます。オーストラリア戦は1つの山場だと思うので経験豊富なダルビッシュ投手を先発で確実に準々決勝ラウンドを決めたいところです。準々決勝、準決勝は佐々木選手、大谷選手、決勝は山本選手の流れが予想できます。
ただ1つ問題は左の先発の今永投手が入っていないので、大谷選手の起用方法によりそこに今永投手が入ってくる可能性があると考えられます。
さらに準々決勝ラウンド以降はダルビッシュ投手の抑えの可能性もあるので(2009年大会が準決勝以降抑えだった)ローテションが少し変わるかもしれません。
大谷選手の起用方法が先発ローテーションの鍵を握るかもしれません。
WBC日本代表メンバー2023の注目選手は?
歴代最強の呼び声高い今回のWBC日本代表ですが、今回僕が注目した選手は読売ジャイアンツの大城卓三選手です。
大城 卓三 捕手 右投げ左打ち 2022シーズン 打率.226 本塁打13 打点43
ジャイアンツの打てる捕手として、2022シーズンはレギュラーに定着しつつある捕手で、今回オリックスへ移籍した森選手がWBC不参加のため、打てる捕手として代表に選出されました。
甲斐選手、中村選手がいるため3番手捕手と言われていますが、2017年WBCの小林選手の様に大活躍する可能性があります。当時小林選手は3番手捕手として日本代表に選出されていましたが、強化試合で好調をみせるとそのままWBCも好調をキープし、打率4割台を残す成績となりました。大城選手も強打の捕手なので短期決戦では調子のいい選手を使うと思うので、小林選手のような活躍を期待したいです。
WBC日本代表メンバー2023の日程
WBC2023日本代表のの日程は下記になっています。
日本はプールB(東京プール)に属しています。
日程:2023年3月9日~3月13日
会場:東京ドーム
参加国:日本、韓国、オーストラリア、中国、チェコ
日本の対戦カードは下記になります。
2023年3月9日(木)19:00 | 中国―日本 | TBS系列 |
2023年3月10日(金)19:00 | 韓国―日本 | TBS系列 |
2023年3月11日(土)19:00 | チェコー日本 | テレビ朝日系 |
2023年3月12日(日)19:00 | 日本―オーストラリア | テレビ朝日系 |
ここで勝ち上がり1位もしくは2位で進むと準々決勝ラウンドへ進むことができます。
準々決勝ラウンド
日程:2023年3月15日~3月16日
会場:東京ドーム
2023年3月15日(水) 19:00 | プールA 1位―プールB 2位 |
2023年3月16日(木) 19:00 | プールA 2位―プールB 1位 |
決勝ラウンド
準決勝
日程:2023年3月19日~3月20日
会場:ローンデポ・パーク(アメリカ)
決勝
日程:2023年3月21日(火)19;00~
会場:ローンデポ・パーク(アメリカ
WBC日本代表メンバー2023まとめ
ここまでで
・wbc日本代表メンバー2023!出場表明選手30人
・WbC歴代日本代表スタメンは?
・wbc日本代表メンバー2023!スタメン打順予想は?
・wbc日本代表メンバー2023!先発投手の予想は?
・wbc日本代表メンバー2023の注目選手は?
・wbc日本代表メンバー2023の日程は?
について紹介してきました。
WBCでは特に【投手の継投】が鍵を握ると思います。細かい球数制限があるため、特に1次ラウンドでは先発は3-4イニング投げて第二先発へといった流れを作る必要があります。投手の継投は監督業で一番難しいと言われているので、今回は栗山監督がどのような采配をするのかにも注目していきたいところです。今大会はどの参加国も本気で優勝を狙うメンバーが揃っているので、厳しい戦いが予想されますが日本代表には世界一を奪還してほしいと思います。
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